築古の中古戸建てというのは押入れ収納も少々使い勝手が悪いもので、家を買ってから早5年。ほとんど使われていなかった押入れを改造してみました。
押入れの壁は化粧石膏ボード。
実は近づくとシミだらけなのだ。
化粧石膏ボードには壁紙は貼れないという通説があったため、
ダイノックシートを貼るか。しかし押入れに貼るにしてはべらぼうに高い。
石膏ボードを重ね張りしてから壁紙にするか。でも石膏ボードの端材を個人のDIYで捨てるのは結構大変。
なんて思いながら5年経過してしまいましたが、やってみたら我が家のベニヤ調の化粧石膏ボードには壁紙はしっかり貼れました。
最終的にはこんなオシャレ空間に。
総工費約2万円。
掛かった時間は丸一日。
一応上部に棚板が作ってあったのですが、下部は使い勝手悪く、床部分に置く以外の収納ができず、全く押入れとして役に立っていなかったのですが、収納力は5倍以上に跳ね上がりました。
押入れに壁紙を貼る
謎のシミだらけの化粧石膏ボード。
そのままでは使えやしないので壁紙を貼ります。
壁紙を貼るだけで雰囲気は一新します。
そこだけ新築のよう。
カインズホームの糊付き壁紙を使用。
押入れにハンガーラックを作る
色々と思案した結果、上部の棚受けに直接ステンレスパイプを埋め込んで超シンプルなハンガーラックを作ってみることに。
まずは両サイドの幅6cmのパイン材の棚受けにホルソーで32mmの穴を開ける。
正面の棚受けを取付。
棚受けは必ず下地がある場所に固定します。
石膏ボードは木ネジは効きません。
同じく片方のサイドの棚受けを取付する。
最後の棚受けは、既に固定した側の棚受けに太さ32mmのステンレスパイプを挿し、これから固定する棚受けを先に挿してから固定する。
完成。
我ながら中々端正な見栄え。
恐ろしく頑丈に仕上がりました。
自分でカットするには金属ノコが必要です。
棚を置くとこんな感じ。
ハンガーポールは吊り下げる形でもキレイに仕上がります。
下部にも棚受けを3箇所作っておきます。
必ず水平器を使いながらビスを打っていく。
水平器は測定界の王様、シンワ測定がオススメ。
こちらは2cm×1.2cm位の細めの木材を使用。
壁の下地のある場所にしか棚が作れないので、しっかり下地を調べるのも重要です。
押入れの棚板
棚板は『シナランバーコア』という合板を使用。
シナランバーコアは、合板とはいえ表面がシナ材なので見た目に清潔感があり、手触りも滑らかなのです。
パイン集成材の板と比較すると、半額ほどで手に入ります。
1820mm✕910mmという日本家屋用建材の標準サイズで販売されています。
サイズ的にお持ち帰りと自宅のカットは中々大変なので、カインズホームのカットサービスでカットしてお持ち帰りです。
1カット50円。安い。
角は自宅で軽く面取りします。
奥行45センチを3枚、本棚として奥行18センチを2枚準備。
押入れ改造のDIYの完成
ということで、カットして面取りした棚板を置いてみる。
我ながら美しい。
棚板は釘などで軽く固定しても良いかもしれませんね。
ようやく島耕作シリーズの置き場所ができました。
ちょっと失敗
無印大好きっ子なので、無印良品の衣装ケースがピッタリ納まるように計算して棚を作ったはずなのですが、
残念です。
以上、『押入れ収納をDIYで大改造』でした。