我が家のリビングではガスファンヒーターをメインで使っています。
ガスファンヒーターは、手間なく快適な室内環境を作れるという部分で、他の暖房器具に比べ群を抜いています。
この記事では、燃料の補充がいらず、温度上昇が早く、同時に加湿を行うという、欠点ほぼなしの暖房器具ガスファンヒーターの特徴を細かく解説していきます。
ガスファンヒーターは暖まるのが抜群に早い!
ガスを燃やして直接空気を暖められるので部屋が即暖まります。
準備運転もないので本当に早いです。
暖かい空気は上昇して行くので、部屋全体の暖房は往々にして効きにくいものですが、設置位置の関係で、ガスファンヒーターは床付近から温風を吹き出すので、エアコンのように上部から吹き出すものよりも効率的に床から全体を暖められます。
実感として、電気のファンヒーターやエアコンよりもやわらかい温風が吹いているように感じるのだけれども、部屋が暖まるのは圧倒的にガスファンヒーターが早いです。
ガスファンヒーターは加湿器いらず
ガスは燃焼すると化学変化で熱と共に水分が発生します。
CH4+2O2=CO2+2H2O
メタン+酸素=二酸化炭素+水
そのため、ガスファンヒーターは使っているだけでガンガン加湿されていくので、加湿器いらず。
一時間で湿度10%程度は上がります。
気体中に含まれる水分量というのは、室温に対して上限があります。(物理的に)。
そのため、気温15度の湿度100%と、気温25度の湿度100%は気体中に含まれる水分量は全く違います。
25度の気体の方が15度にくらべ、約2倍の水分が含まれます。
デメリットは空気が汚れるところ
やはり室内で燃焼が起こっているので、CO2が増えてしまいます。
CO2濃度が高くなると人体には悪影響もあるので、気密性の高い新しい家では特に、こまめな換気が必要です。
換気イコール熱を捨てる事なので、部屋を暖めるのにはジレンマです。
エアコンは空気が一切汚れないので、湿度以外は超優秀な空調設備ですね。
室温だけ上げてしまうと湿度は下がる!?
室温が低い状態で湿度が十分であっても、室温が上がったときに実は湿度は減少してしまうのです。
少しややこしいですが、空気中に含む水分量が変わらない場合、湿度は温度に対して相対的に変化していきます。
湿度を保ちつつ温度を上げるには、暖房と合わせて加湿が必要となるわけです。
冬場に加湿なしでエアコンを使って暖房するとガンガン相対湿度が下がっていきます。
住環境で快適な空気環境は、室温24度以上湿度40%~70%とされていますが、冬場の湿度を40%に持っていくのは濡れタオルでは中々厳しいのです。
しかし!ガスファンヒーターを使うと、温風に水分をのせて高温で高湿度の空気をばらまくので、あっちゅうまに快適な空間を作ってくれると言うわけです。
ややこしい内容でしたが、すごいですガスファンヒーター。
2月の雪が降った日にガスファンヒーターで部屋を暖めるとこんなに快適な室内環境になります。
難しいことを考えずにスイッチオンでこの完璧な空気環境が実現できます。
ちなみにこの温湿度計は非常に反応が良く、デザインも秀逸なので部屋にあると便利です。
アマゾン内での評価も凄いです。
我が家では50号サイズのガスファンヒーターを使ってます。
基本性能はどこのガスファンヒーターでも変わりありませんが、このTOHOガスの製品やRinnai製品は見た目がシンプルでインテリアの邪魔になりにくいと思います。
木造15畳、RC造21畳の設計ですが、18畳のリビングで余裕の能力です。
ガスファンヒーターの光熱費は?
様々なサイトで検証されてますが、エアコンとガスファンヒーターを比較すると、やはりエアコンのほうが少しお得のようです。(都市ガスの場合)
ガスファンヒーターで湿度と温度を快適なポイントまで上げた状態でエアコンに切替えると省エネで快適な環境を保てるかと思います。
温度上昇のタイミングで相対湿度が下がるので、その時間はガスファンヒーターに委ねてしまう訳です。
両方あると使い分けができて非常に便利です。
湿度が高いと体感温度は高くなる!
ガスファンヒーターは同時に加湿を行うため、エアコンと比較した場合、
·加湿器が要らない
·湿度が高いため体感温度が高い
という利点があります。
室温24度 湿度60%のとき 体感温度23.0度
(ミスナールの計算式で算出)
様々なサイトでの光熱費の計算結果が、湿度の違いによる体感温度を考慮に入れているのかは不明ですが、圧倒的な暖房速度と加湿能力の前では多少の光熱費は許容範囲に思えます。
ガスの自由化も始まったので、安いガス会社に切り替えるとガスファンヒーターの優位性が更に高まります。
レモンガス
はプロパンガス大手でしたが、都市ガスの提供も始め、切り替えるだけでガス代が5%安くなります。
実はガス会社の切り替えは非常に簡単で、好きなガス会社に申し込みするだけで、元のガス会社自動的に解約して切り替えてくれます。
子育て中にもオススメな安全性
乳児にとって快適な湿度が大事な事はもちろんですが、ガスファンヒーターは手が届く部分に火傷する危険のある高温部がありません。
2、3歳のイタズラ大好きな時期でも火傷の危険は少ないでしょう。
湿度の高い温風は肌当たりが優しいので、直接風が当たってもストレスになりません。
我が家の息子達は猫のように暖かい場所を求めて吹き出し付近に集まってきます。
主要な暖房器具の特性の比較をしてみました。
快適さと安全性と利便性で、コタツとの一騎打ちです。
一空間全体を温める必要がないのであれば、省エネ性でコタツに軍配が上がるでしょう。
ガスファンヒーターの設置にはガスコンセントが必要
ガスファンヒーターはガスコンセントがないと使えません。ガスコンセントがない場合は東京ガスなどの業者に頼むと一時間程度で作ってくれます。
工事費は12,000円程度でした。
東京ガスへの依頼でササッと作ってくれます。
以下リンクで依頼ページへ飛びます。
ガスファンヒーターのススメ
ガスファンヒーターはとにかく暖かくなるのが早い。
その上乾燥も防いでくれるかなり優秀な暖房器具です。
ガスの自由化で料金も下がれば非の打ち所がなくなりますね。
切り替えだけで光熱費の削減が出来るので、早めに切り替えてしまうことをオススメします。
レモンガス
はシンプルに5%ガス代が下がるのでオススメです。
ガスコンセントは設置位置に多少制約はありますが、ガスコンセントを設置してでもガスファンヒーターの快適さを体感してみて欲しいです。
暖房の効率化のためには、家を断熱することも重要です。
最も効果が大きいのは窓の断熱化ですが、DIYで出来る断熱方法をこちらで紹介しています。
断熱ブラインドもオススメです。ガラスを変える方がが効果的ですが、安価に外熱を遮断できます。
断熱ブラインドをDIYで付けてみたら断熱効果が抜群。省エネ効果と取り付け方法の紹介
以上、『ガスファンヒーターの脅威の暖房能力!最強の加湿機能で乾燥した空気環境でも湿度がグングン上がる。』でした。