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明治神宮のパワーを2倍感じた一日。

市川文太の無駄話

その日は暇人だったので、アルバイトをしに新宿に行った。
その日は待機役だった。

待機というのは、急な仕事の依頼や人数の増員、または昨日まで真面目だった清勤少年が朝起きた時点で突然不良化してしまって家から出て来ない。なんて事態が起こった場合に所長の「君、行ってくれ。」の一言で欠員の身代わりをする、要するに穴埋め要員な訳ですが、緊急な事態というのはそんなに起こる訳でもなく、基本的には事務所に置いてある日本経済新聞を読んで時間を潰すという、早起きをする以外は天国のような仕事なのです。

今日も7時半に事務所に着いて、まずは日本経済新聞を隅から隅まで読み込んで、プリウスの売れ行きが好調。だったり、環境対応ディーゼルエンジンの導入。だったり、今現在日本経済に殆んど関係していない自分には無用だと思われる記事を読み終え、まだ死ぬほど時間が有り余っていたので、昨日買った森見登美彦の「四畳半神話体系」を読んだ。

森見登美彦さんの小説は大学生活を全くエンジョイ出来てない青年が主人公になっている事が多い。
自分も同じく大学生活を全くエンジョイ出来ず、三年生の折りに一念発起し「忍者サークル」を立ち上げたものの一度も活動をせず、全体的に虚しい四年間を過ごした自分は、主人公に対して殆んどフュージョンに近い感覚を覚えてしまう。

読書も佳境に入り、うむむ、本を読みながらコーヒーが飲みたい。と思ってしまい、その旨を伝えると、いいよ。と言われたのでスターバックスへ向かった。

コーヒーを飲みながら読書をしてお金が貰えるなんて人生は楽勝だね。
なんてってスターバックスへ入った殺那に電話が鳴り、仕事が入ったから戻って来なさい。と言われてしまい、全然楽勝じゃない。仕事行きたくねえ。と思ったのだけれども、それを口にしたら『君は一体何を待機してたのか』と言われてしまうだろう。

指示を受けて田端へ行ったんだけれど、結果その仕事が鼻毛が伸びる程楽勝で、田端で五分働いて埼玉は川口に向かい、時間が空いたので三時間読書をしてから五分働いたら仕事が終わった。

一緒に仕事をしたあんちゃんに「僕芸人やってますねん。」といったら売れてもいないのにサインちょうだいと言われ、もっと頑張ろうと思った。

あまりに仕事が早く終わったので、神様に会いに行こうと思って明治神宮に行った。

気合いを入れてお賽銭をいつもの十倍にあたる100円を投げ入れ、いつもの十倍程神頼みをした。

身体が健康になりますように。と病気平慰のお守りを買おうと思ったら病気平慰のお守りだけ普通の二倍の値段だった。

実際1500円もしたので、高いなあ。お賽銭奮発しなきゃ良かった。と最低な事を思ったのだけれども、病気治しはやはり神様も大変なのだ。いつもいつも神様にはお世話になっている。その分少しだけお返ししよう。
と素晴らしく清らかな気持ちになりお守りを購入し、「この先宜しくお願いします。」と心の中でお願いしてから家に帰ったら大便がいつもの二倍位出て、お守りの効果かな。と思った。
神様ありがとう。

(2008.9.5芸人時代ブログより)

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