システムキッチンをDIYで交換する場合、当然既存のキッチンを撤去しなければなりません。
既存のものにもよりますが、通常のシステムキッチンであれば撤去はそこまで難しくありません。
既存のキッチンをバラしていると、新品のキッチンの取り付け方法も理解が進みます。
我が家の古いキッチンはこんな様子。
暗くて見えづらいです。
キッチンの撤去ではガスと水道の取り外しを慎重に進めましょう。
水道の取り外し
キッチン内部の壁などから出ている水道管には止水栓が付いているので、止水栓の蛇口を回して閉めます。
閉まったかどうかはシンクの水道の蛇口を捻って確認しましょう。
写真のブロンズの水栓金具との接続部分回してを取り外せば水道の取り外しは完了です。
ガス管の取り外し
ガス管はガスコンロにねじ込みで接合されています。
(システムキッチンにはめ込むタイプの場合)
接合部品で閉栓出来るようになっているので、まずはガスを閉めて漏れないようにします。
次に、大きな六角ナット部分を大きめのスパナで左回すればガス管の接続部分が取り外し出来ます。
資格者がガス管を接続すると封印シールが貼られるので、あまり気にせず取り外しました。
ねじ込み部分にはヘルメシールという、ガス漏れを防ぐシール材が塗られていますが、大きな力を加えなくてもスパナで回せば取り外し可能です。
取り外したガス管は接続金具ごとそのまま置いておき、新しいキッチンのガスコンロに接続します。
ガス管の接続は資格が必要なので、業者様に依頼しましょう。
システムキッチン本体の取り外し
キッチンの撤去はとにかく固定しているネジを抜きまくりましょう。
自分で設置してないキッチンの固定方法なんてわからないので、固定されているネジを見つけては抜くだけです。
経験上は床固定じゃなく、壁固定が基本なので、壁側のネジを抜くと外れるはずです。
ネジを全て抜いたら隙間埋め用のコーキング材で微妙にくっついているだけなので簡単に外せます。
吊り戸棚と換気扇は全部ネジを抜くと落っこちて来るので慎重に!二人以上でやった方が安全です。
換気扇と吊戸棚が付いていた部分の下地がちゃんと合板になってますね。
ここが石膏ボードだと重量があるものが設置出来ません。吊戸棚もビス8本とかで留まってますので。
換気扇のダクトはそのまま流用したほうが楽なので、アルミテープを剥がしてダクトは残しておきましょう。
キッチンタイルも撤去
タイルはまだ使えそうなんだけど、せっかくリフォームするなら掃除がしやすいキッチンパネルにしてしまおうと、撤去。
あれれ!穴空きまくっとるやん。
これには深い理由があって、結局のところは自分でやった訳ですが、タイルと石膏ボードの接着が良すぎて、ケレンしきらなかったんで、石膏ボードごといっちゃいました。
穴が空いたところには、前回撤去した鴨居の上の壁に使ってたボードをちょうどのサイズにカットして、石膏ボードビスで下地に打っていきました。
隙間には下地用のパテを詰めて均します。
この上にキッチンパネルを貼っていくので、きっちり平面になるように気を付けます。
多少歪んでいてもキッチンパネルは貼れますが、壁がパテで盛り上がっていると最終的にキッチンが真っ直ぐ設置出来なくなってしまいます。
パテが上手くいかなかった部分はヤスリで削りましょう。
旧キッチンの捨て方
DIYで結構悩むのが撤去した物の捨てかたかもしれません。
産業廃棄物の業者とかよくわかりませんからね。
僕の場合はキッチンは粗大ゴミで捨てました。
とは言っても、市の粗大ゴミの項目には「システムキッチン」なんて項目がないので電話で問い合わせしましたが、
「DIYです。」
「いやいや、自分でシステムキッチンの解体なんて聞いたことありません!」
「だってホントだもの!じゃあ今作業してるから見に来てちょんまげ!」
という長いやり取りのあとに、しぶしぶ粗大ゴミとして取り扱ってくれました。
僕の例では持っていってくれましたが、市によって対応は変わるかもしれません。
解体してペシャンコにしてから出すように指示され、「可燃で出せるんちゃう?」くらいまでバラバラにしてから回収してもらうことになり、結構無駄な労力だったので、産業廃棄物の専門業者に連絡するのが一番手っ取り早いかもしれません。
既存のキッチン撤去のまとめ
水道とガスと換気扇のダクトは丁寧に作業をして、あとはガツガツ進められます。
撤去が終わったらピカピカのシステムキッチンを取り付けましょう!
本体の設置はこちらでご紹介しています。
以上、『システムキッチン交換の為に古いキッチンを撤去しよう!』でした。