初夏になるとホームセンターにはトマトの苗がズラリと並び、「そうだ。トマトを育てよう。」と思ってしまう訳です。
が、トマトって種からだって育つわけで、種から苗を育てるところからやってみました。
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トマトの種まき
今回はホームセンターで種を買ってきました。
糖度が高い甘くて美味しい中玉フルーツトマト。
種は購入せずに食べたトマトの種を蒔いても問題なく育ちまくります。
5月3日にミニポットに種を2粒ずつ植えて1週間。
いつの間にか芽が生えてました。
8粒植えて、6粒発芽しました。
トマトの苗の成長
約1ヶ月後の成長(5月30日)
もうすぐ庭へ定植するので、庭の土には肥料と苦土石灰を撒いて準備しておきます。
その後の一週間でグングン大きく(6月7日)
トマトの定植
トマトは水が少ない方が甘く育つというのは定説なので、土にはマルチを被せて育てる事にしました。
余計な水分を防ぐとともに、雑草も防いでくれるので、取り付ける方がよいです。
トマトの原産地のアンデス地方はカラカラに乾燥した地域なので、元々水を欲しないのです。
トマトの支柱を作ろう
支柱は最初から1800mm〜2100mm位の長さのものを使うのがオススメ。
トマトは結構高くなってしまうので、支柱が低いと足りなくなって困ります。
トマトは二本立てで育てるので、トマト一本に支柱2本を立てます。
トマトの二本立てと『脇芽かき』
脇芽かき
トマトは主の幹と葉っぱの間に『脇芽』が生えてきま
す。
脇芽は苗と同じように成長するので、放置すると主幹から子枝、孫枝、ひ孫枝、とドンドン増殖していくので、モッサモサになって制御不能になる上、枝が増えすぎて栄養が奪われて美味しいトマトが作れなくなってしまいます。
そのため、脇芽は小さいうちにドンドン千切ってあげなければなりません。
脇芽はビックリするほど沢山出てくるので、大きく育ったトマトは脇芽を千切る『脇芽かき』が手入れの大きな仕事です。
二本立て
脇芽を放置すると苗と同じように大きく育ってトマトが収穫出来ます。
全部の脇芽を生やし放題だと栄養が足りなくなりますが、下の方の脇芽を一つだけ成長させて、一つの苗から2倍のトマトを収穫するのが二本立て。
二本立てなら栄養不足にはなりません。
トマトを支柱に誘引
立てた支柱にトマトちゃんを誘引します。
麻ひもで支柱に括りつけるのが一般的ですが、クリップ型のものが非常に便利。
挟むだけで誘引できます。
トマトの身が結実した!
いつの間にやら小さなトマトちゃんが。
トマトの結実を促すには、トマトトーンという成長促進剤を開花時にスプレーしておくのがオススメです。
なんとトマトトーンは実を大きくする効果もあります。
トマトの実の成長
徐々に赤くなって参りました。
梅雨が明けた8月に入ると、こんなにたわわに実ったトマト達。
種からのトマト栽培まとめ
トマトは種からでも問題なくグングン育つ事が分かったので、苗を買うよりも種から。
せっかくなら食べたトマトから採取した種からトマトを育ててみると達成感も一塩ではないでしょうか。
同じ時期に、カボチャの種を植えてみるのもオススメ。
あっという間に大きくなります。