こんばんは。突然ですが、妻が怒ってます。
我が家では二卵性の男の子の双子が生まれ、目下育児中ですが、その育児は苦行そのものです。
特に妻が。
そんな状況にも関わらず。街を歩けば
「双子は全部一度に済むから楽で良いわねえ」
「年子より楽だっていうよね。双子で良かったね。」
「二人で遊んでくれるからママは楽できるわねえ。」
こんな感じで、思慮のない一言でこちらは導火線に火が付いてしまう訳です。
特に育児に付きっきりの妻は。
ということで、双子の育児をしたことがない方、これから双子の育児が始まる方のために、想像以上に厳しい双子育児の現実を紹介してみます。
今回の記事は、双子育児の辛い、しんどい部分のみにフューチャーしたもので、実際は育児の辛さの中で、幸せの方が沢山あります。(妻談)
一日の間で3分位はどうぶつの森をゆっくりプレイして息抜きも出来てます。(妻談)
双子の育児は単純に2倍大変な訳ではない。10倍大変です。
今お仕事をされているかた。
突然ですが、今から仕事量が2倍になります。
でも、勤務時間内で終わらせて下さい。
それをこなす大変さって、2倍程度でしょうか。
一人の育児でも大変なのに、一日の時間は変わらないのに全部2倍量の仕事をこなす。
双子は同時に寝てくれる訳ではありません。
一人が寝てくれたと思ったら、寝てない子がギャン泣き。
寝ていた子が目を覚ましてしまい、二人でギャン泣き。
絶望。
なんてことは日常茶飯事で、ママの睡眠時間はどんどん削られていきます。
生まれてから半年が一番大変
生まれたばかりの赤ちゃんは、長時間寝てくれません。
真夜中でも2,3時間で目を覚まし、ピーヒャラピーヒャラ泣き出します。
一人が泣くともう一人も泣き出します。
その頃は、意思の疎通も全く出来ないため、ミルクが欲しいのか、眠れなくて辛いのか、オムツが気持ち悪いのかを判断して、また眠りにつくまで頑張ります。
二人が目を覚ますタイミングが一緒でも大変だし、タイミングがズレてしまうと、ママは寝る時間が全く取れなくなってしまいます。
どっちにしろ地獄。
土日は夫が手伝ってくれると思いきや、買ったばかりの中古住宅をリフォームしにいく。と片道2時間かけて出掛けて行ってしまうような夫だった場合には、ひたすら地獄の毎日が続きます。
最低の夫ですね。
システムキッチンをDIYで丸ごと交換する方法。自分で取り付けて70万円の節約に。
妊娠中も過酷。リスクだらけの双子妊娠
妊娠中も危険がいっぱいな双子妊娠。
お腹は破裂せんばかりに膨れ上がっていきます。
お医者さんには破水のリスクを説明され、安静にするよう指導されてましたが、30週で破水。
MFICUに緊急入院です。
結局2ヶ月の早産で、二人は1500gで帝王切開。
そのまま新生児集中治療室のNICUの保育器で集中管理。
帝王切開した妻もそのまま入院。
夫である僕は2ヶ月間毎日病院に通いました。
当然子供が可愛いので、当時の病院通い自体が苦痛とは感じませんでしたが、やはり一般的な42週を越えての出産と比べると過酷な毎日になるかと思います。
双子育児は10倍辛い。ワンオペで育児する妻が過酷すぎる。男は育児に参加するべし。
双子はご飯をあげるのも一苦労
母乳の時期も、離乳食の時期も大変です。
一人だけに母乳を与えていると、もう一人は
「なぜ僕にはくれないの!?」
とギャン泣きしだします。
約2秒で泣きはじめるので、2人が起きているときは、可能ならば、2人同時授乳。
それが無理なら、一人にあげている間はもう一人が泣いているのに耐えなければなりません。
離乳食が始まっても相変わらず子供は「ワイに先寄こせ!」精神なので、一人で二人にご飯を食べさせているときは、一人がモグモグしている間にもう一人の口に入れることをサッサカ繰り返すわけです。
お腹がペコペコのときは、どんなに急いでも、一人にあげている瞬間に「ぴえー!よこせー!」と泣き出します。
2人同時に椅子から逃走を始めると、制御不能でメチャクチャに。
双子はお風呂も大変。一人で二人をお風呂に入れる妻。不可能を可能にした秘術を紹介します。
双子のワンオペ育児で最もハードルが高いのが、お風呂でしょう。
同時に風呂場に入れるのは、一人の身体を洗ってる間に足を滑らせたり、寒さで風邪をひきかねません。
首が座るまでは当然不可能。
我妻の開発した秘術を公開します。
1.脱衣場にバウンサーを2つセット。冬場であれば、ヒーターで脱衣場を暖めておく。
2.自分は裸になり、二人をバウンサーにセット。足拭きマットの位置に、バスタオルをセット。そばにオムツと肌着もセット。
3.風呂場の扉は開けたまま入り、猛スピードで自分の身体を洗う。その間二人から目を離さず、バウンサーから逃げ出さないように、泣き出さないように話しかけ続ける。お気に入りのオモチャを持たせていると良いでしょう。
4.一人をバウンサーから外して、超速で全身を洗い、湯船で暖まる。この間も、まだバウンサーに拘束されているもう一人には話しかけ続ける。
5.一人の身体が暖まったら、足拭き場にセッティング済みのバスタオルの上に転がし、身体を拭き、オムツ、肌着を着させ、バウンサーへ拘束する。
6.もう一人をバウンサーから外し、服を脱がせて、4と5を繰り返す。
以上が妻の開発した双子を一人でお風呂に入れる方法ですが、まあこの秘術を駆使しても、突然大泣きしたり、逃走しようとして横の洗濯機に頭を打ち付けたり、毎日戦場のような慌ただしさなのです。
幼稚園が別々になるってほんまでっか!?
昨今の保育園不足、幼稚園不足のおかげで、幼稚園の枠が非常に厳しい訳です。
双子だったら当たり前に同じ幼稚園に入れると思ったら大間違いで、「枠が少ないので一人だけなら入園出来ます」という謎なことを言われるらしい。通園も2箇所。運動会も二人で別って本気ですか。。
幼稚園入学がいまから恐怖です。
大変だけど、宇宙で一番かわいい我が子達
双子の育児は超過酷です(妻が特に)が、それ以上に超かわいいです。
二人でそっくりな顔でニコッとされると昇天しそうになります。
おしゃぶりの奪い合いで喧嘩したり(おしゃぶりは2つあるのになぞ)、オムツ取り換え中の無防備なオチンチンをもう一人がわしづかみにしに来たり(なぞ)、と苦労は絶えませんが。
ということで、かわいい双子の育児は当然幸せではあるものの、なかなか過酷な毎日を送っております。
双子ちゃんを見かけたときには、「一気に育児が出来てラッキーね」ではなく、「同時に二人の育児なんて大変ね」と思って頂けますと、目下育児奮闘中の当人と致しましてはこれ幸いでございます。
以上、『双子の育児は一気に終わるから楽!!!?超過酷な双子育児を伝えるブログ。』でした。