こんばんは。自称イクメンのイチカワです。
自称。というのは、自分なりに積極的に育児参加してるつもりではありますが、妻からは「役立たずのでくの棒。もうちょい育児手伝えよ。」みたいな視線を感じることが多々あるので、少し控えめに言ってます。
我が家は男子の双子を授かりまして、妊娠した時から喜びに溢れ、今も玉のようにかわいいわけです。
が、実際の日常といえば過酷そのもの。
想像を絶する精神修行のような毎日が続きます。(特に母である妻が)
これから双子ちゃんを出産予定の方はこちらを読んで頂ければ多少の心の準備が出来るのではと思います。
ワンオペ育児中の専業主婦は過酷である。
専業主婦というと、一般的なイメージでは、『旦那の稼ぎで仕事もせずに紅茶を飲みまくりの優雅なブルジョア生活』的な間違えたイメージがあるかもしれません。
しかしながら、子育てをしながら家事をこなす家庭ではその全く逆で、専業主婦の妻の生活は過酷そのものでした。
我が家で初めて授かったのが男の子の二卵性双生児。
超過酷です。
専業主婦はお気楽でいいなあ。みたいな意見を否定する為にも、我が家の過酷な子育て専業主婦の日常をレポートしようと思います。
双子は出産が超大変
これは本当に大変でした。
双子は早産の可能性が高くなると言いますが、我が家でも8ヶ月に入ったところで破水してしまい、妻は緊急入院。
羊水が感染症になり緊急オペで帝王切開。
2ヶ月早く生まれ、2人とも体重はおよそ1500グラム。
未熟児でした。
それからは息子たちが入院。NICUという生命に危険のある新生児が入院する集中治療室に1ヶ月の入院のあと、安定してきたところでGCUへ移動。出産予定日になるまで入院。
旦那のわたしは妻のお見舞いと息子たちのお見舞いでほぼ毎日病院通い。
妻が当時のリアルレポートを書いてくれました。
双子育児は息つく暇もなくてしんどい。
9ヶ月になる息子たちの状況。ハイハイが出来るようになってしまったため、常に動き回ります。
興味があるものを見つけたら突進して手にとって噛み始めるので、何をやってるのか常時目が離せません。
一人がオムツを食べ始めたのを制止している間に一人は携帯の充電器を食べている。
それを制止してる間にオムツを食べていたはずの彼はテレビを殴りに出掛けている。
彼を連れ戻しに向かっている間にもう一人はティッシュを引っ張り出す練習を始め、テレビを殴りたかった彼は殴れなくて号泣。
あやす為に高い高いでご機嫌をとっていると、高い所からパパの顔にめがけてヨダレをたらす。
ウェ!と叫ぶと彼は満面の笑み。
下に下ろすとなぜか号泣。彼はテレビを殴れなかったことをキッカケに腹が減った事に気付いたみたい。
ミルクを作って水の入ったコップにつけてミルクを冷やす。
いつの間にか立ち上がる練習をしていた兄は、手を滑らせてコケて号泣。
高い高いで機嫌をとる。ヨダレをかけられる。弟は腹が減って泣いている。冷めたミルクをあげる。
コケて泣いてた兄は今度はお腹が空いて泣き始めた。
弟のミルクをやめて兄のミルクを作る。ミルクが飲みたい弟は再度号泣し、兄の顔を握って潰そうとしはじめる。止める。
エンドレスゲーム。
あれ、まだ二人が起きて30分しかたってない。
と、最近の結構普通の日常を書いてみましたが、僕がいない日中に常にこんな事にこなしている妻に脱帽です。
双子育児は寝る時間がなくてしんどい
最近は夜しっかり寝てくれるようになってきましたが、それでも夜中の2時に突然号泣し始めたりします。
もう一人も泣き声で起きてしまってダブルで泣かれたりしたらもう地獄。
一般家庭では、足りない睡眠時間を赤ちゃんのお昼寝タイムに一緒に寝ることでカバーしているようです。
が、我が家の場合、一人が寝ていても、もう一人は元気モリモリで、
寝ている子の顔を潰す。お母ちゃんの体に登る。落ちる。泣く。
みたいなことをひたすら続け、もう一人が起きたと思ったら「ごめん。眠いから辛い。助けて。」って号泣した後に寝る。
起きたもう一人は暴君と化し、雄叫びを上げながら屁をこく。オムツを見たらウンコをしている。
ああ!やめろ自分のウンコさわろうとすんな!
といった感じの日常で、妻は慢性の寝不足状態。かわいそう。
ワンオペ双子育児の一日のタイムスケジュール
双子育児の妻の日常
5:00
息子一人起床。雄叫びを上げ、結局全員起床。
ママは離乳食の準備に入る。
6:30
離乳食。口に入れたものを笑いながら垂らす。
ママは毎日少しづつ大人の食事に近づける為に考えながら食べさせている。すごい。
7:00
離乳食をこぼしまくった服を着替えさせ、洗濯。椅子も毎度洗う。子供の食器の洗い物。
7:30
掃除。
9:30
一人眠くてグズる。寝かせる。もう一人を頑張って寝かせる。
二人同時に寝てくれるように祈りながら寝かす。
同時に寝たらほんの少し自由時間。でも離乳食の勉強。
10:00
洗濯物を干す。
10:30
二人起きて泣きまくり。ミルクを飲ませる。暴れまわる。
11:30
スーパーへの買い出しや、児童館へ行ってママ友を増やす為に頑張る。
15:00
二人が昼寝。
16:30
起きる。暴れる。泣く。
17:00
夕御飯の離乳食準備して食べさせる。
18:00
二人をお風呂に入れる。一人を脱衣場の揺りかごに座らせて、ご機嫌をとって監視しながら一人をいれる。一人で二人をお風呂に入れるのは不可能と言われているが、妻が可能にした。
19:00
風呂上がりの耳掃除、鼻くそ掃除をする。洗い物をする。
20:00
寝かしつけ。21:00頃まで頑張る。
20:30
でくの棒が帰ってくる。でくの棒のご飯も作って下さる。
21:00
二人が寝る。離乳食を作り始める。
23:00
大人が寝る。
注:二人が寝ていない時間は常に雄叫びを上げ、顔を握り潰したり肩を食べたり、テレビを壊そうとする二人を制御しているものとする。
双子のワンオペ育児は超絶過酷
我が家では最初に授かった子が双子だったので、普通の育児の様子はわかりませんが、簡単に言うと全部2倍ってことです。
考えてみて下さい。あなたがサラリーマンだとして、上司から「明日から仕事量を2倍にするよ。でも残業しちゃだめね。」なんて言われたらどうでしょう。
それをこなすのって多分10倍くらい大変なことじゃないでしょうか。
我が家ではどちらの親も結構離れているので、僕が会社に行ってる時間は妻一人で育児をしてくれています。
奥さんいつもありがとう。
双子のママは腕の筋力が異常に発達する
特にママは腕の筋力が異常に発達して腕が太くなります。
双子は一人抱っこすると、もう一人が
「あれ?ワイは?ぴいいいい!」
となります。
更に、悲しいかな、パパもいるのに二人ともママに抱っこされたい現象が頻発します。
こんなに愛してるのに悲しい。
三歳にもなると、一人でもキツくなってきますが、グレゴリーのショルダーバッグを使うとものすごく楽に抱っこ出来ます。
ティッシュも丸ごと入ります。
これって育児専用のバッグなのかしら。
グレゴリー(GREGORY)のボディバッグ『テールメイト』が子育てに超便利。
双子はお金も2倍やねん
何でもかんでも2個必要。
飯も2倍。
入場料も2倍。
我が会社の家族手当ては二人目は半分しか出ないので、実感としては2倍以上かかります。
双子にお下がりはありませんので、半分にしないで。
双子用のベビーカーは当然必要ですが、スーパーなど通路が狭いと通れないので、一人用のベビーカーも購入して抱っこひもと併用して買い物に行く必要がありました。
少し大きくなると、オモチャの奪い合いが始まるので、息子達が大好きなトミカも同じのを2台ずつ買うはめになっています。
服も全部2セット。双子の服がお揃いでかわいいと思われるかもしれませんが、別々の服なんて選んでられない&管理不能だからです。
リュックも二個。貧乏リーマンには非常に辛いのですが、異常にかわいいリュックを買ってかわいい息子達を眺めることで心をヒーリングしています。
電動アシスト自転車は絶対あった方がいい
双子の育児は外出一つも結構大変。
ベビーカーだけでは行動範囲が狭くなりすぎて妻がストレスを抱えてしまったので、ヤマハの電動アシスト自転車を購入。
驚くほど快適で、驚くほど行動範囲が拡がりました。
絶対あった方がいい!
双子でもスイスイです。
双子育児のワンオペが地獄まとめ
このレポートを読んで、子育て中の専業主婦の過酷な日常を少しはわかって頂けて、イクメンが増えれば幸いです。
ぼくも仕事で疲弊してないでもう少し頑張ります。
おしまい。
以上、『双子育児は10倍辛い。ワンオペで双子を育てる専業主婦の妻が地獄すぎる。』でした。