芸人を辞めるべきタイミング

芸人は売れなきゃ辞めなきゃならない。
続ければいつか売れる。なんて仕事がないファンもいない芸人が言ってたらだめ。

売れてる同期や先輩芸人と遊んでいると楽しいかもしれないけど、自分が仕事のない暇人だったら何も残らない。

なんて、昔の自分に言い聞かせるように語っているのは、もうおっさんなのに、売れる希望もなさそうなのに未だに芸人を続けている同期や後輩がいて、楽しいだけで続けるべき世界じゃないよって事を伝えたいから。

僕が辞めた方がいいって言ったことで、売れる可能性を潰してしまう事も考えられなくもありません。が、「こっから絶対売れるよ!頑張って応援してる!」なんて言う方が無責任だと僕は思うのです。

ということで、この記事では芸人を惰性で続ける事がないように、芸人が辞める事を考えるべきタイミングを提案させて頂きます。

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養成所で一旦考えよう

養成所ってまだ芸人にすらなってませんやん!
と思うかもしれませんが、ここでしっかり自分を見極める事が一番重要だと思います。

『養成所内で自分がトップ10に入ってないと思ったら辞めよう!』

芸人は才能の世界です。努力も当然必要ですが、土台になる才能である、間の取り方、空気を読む力、雰囲気、度胸を持ってないと絶対に売れません。

よしもとのNSCだったら、養成所の期間の後半には選抜クラスが出来て上位層と下位層に分かれていきます。
ある程度その選抜に入れるかどうかは基準になるかもしれません。

ただし、養成所で辞めるかどうかの判断、トップ10に入ってるかどうかの判断は自分ですべきだと僕は思います。

養成所の講師の評価なんて信用しなくてもいいし、才能以外の部分で選抜されなかったのかもしれない。

単純に自分がこの中で10本の指に入ってると思えるなら辞めるのは早急で、声を出す練習やネタを量産して練習して芸を磨くことで、世に出る芸人になれるかもしれません。

しかしながら、同期で売れるなんて多くて5組程度です。
養成所に入って「お笑い養成所たって大して面白い奴いないじゃん。よかったー。」と思えるようでないと、生き残れません。

ちなみに僕は養成所時代、「楽勝だな。天才で良かった。」と思ってました。選抜クラスに入ったりもしましたが、その後全く売れませんでした。

昔の自分の方が面白かったと感じたら

お笑いの才能の全盛期は20台です。脳ミソの仕組み的に回転の速さと発想力は若い脳ミソには敵いません。

若い柔軟な発想力を使って舞台を踏み続け、経験値やお笑いのパターンが身に付いていくと、いくつになっても面白い芸人になれるのだと思います。

僕の場合ですが、20台後半に差し掛かった頃、こんなことを思うようになりました。
「俺ってもっと若い頃の方が、むしろ高校生の時の方が面白かった気がするな。」

昔はどんな話でも面白くできる自信があったはずなのに、その頃はエピソードトーク一つするのにも変に緊張するようになり、昔は一個の笑いの為に何でも犠牲に出来たのに、今では「そこまでして笑いとっても疲れるわ」という感情に負けてしまっている。
そんなことより彼女欲しい。とか思ってる。

自分は天才だという気持ちに自信が持てなくなってきてしまったのです。

芸人に成り立てでそういう感情になるのであれば、改善の時間がありますが、30手前でそんな感情を持ってしまうのであれば、成長の余地なし。芸人には向いてなかったと、キッパリ辞めるべきです。

僕の場合は、仕事の波が来てテレビにある程度出ていた時期もあり、未練たらたらでその後も無駄に芸人を続けてしまいましたが、あれは失敗でした。

30歳を過ぎたら

30歳を過ぎたら就職の幅が一気に狭まってしまいます。
才能を信じて芸人を続けるか、全うなサラリーマンになるかの瀬戸際です。

ここのタイミングを逃したら、まともな社会人になれるかどうか、既に30歳の時点でも厳しい状況だと思います。

僕が32歳の時に就活した記録です。

32歳フリーターがホワイト企業に就職した具体的方法。
30過ぎたフリーターでも就職できた。 正しい方法で就活すれば、ホワイト企業にだって就職できる!


芸人生活は楽しいものですが、30歳を越えると昔は全力で応援してくれていた友人達も、応援の声に陰りが見えてきます。

友人だからこそ心配もしてくれるのですが。

僕は大学が中位国立大だったので、昔の友人達は名の通った会社でそれなりの地位になっています。

それに比べて自分はなんの実績もない。
売れない芸人を長く続けると、精神的な辛さが増していきます。

まとめ

芸人なんかやめちまえ!なんて思ってるわけではありません。
芸人はやるのも見るのも大好きです。

でも、辞めなきゃいけない人が大多数の世界なのが実際なのです。

才能や努力、タイミングに恵まれずに辞めていく芸人さん達が、なるべく早くタイミングで道を切り替えて、その後の人生を豊かにしてもらえればと切に願います。