芸人になるために上京する方は、東京に馴染みがない場合どこに住居を構えるべきか検討がつかないこともあるかと思います。
東京吉本で10年間お世話になってサラリーマンになった私から、芸人にとって有利な立地をご紹介します。
芸人は西に住め!劇場は西よりに固まっている!
若手が出演する劇場は山手線を基準にすると西側に片寄っています。
渋谷の無限大ホール、新宿モリエール、ルミネ新宿などが活動の中心になるかと思います。
少し実力がつくと浅草5656会館などの渋い劇場の出番も増えますが、吉本芸人が出演できる劇場は浅草近辺にはそこしかありません。
必然的に西側に住む方が、時間的にも電車賃的にも効率的な訳です。
では若手芸人はどの路線沿線に住む人のがベストなのでしょうか。
芸人は京王線沿線に住むべし!
京王線は、京王線、京王井の頭線、京王相模原線と別れますが、京王線の終点は新宿、京王井の頭線の終点は渋谷。その2つの路線が明大前駅で交差しています。
ちなみに明大前駅は新宿からも渋谷からも10分程度。
つまり、明大前より西側に住めば、新宿と渋谷どちらに出るのも京王線で完結する訳です。
そのメリットは、鉄道会社が一つなので電車賃が安い。明大前での乗り換えも改札内乗り換えなので早い。という2点。
神保町も電車一本!
京王線には『本八幡行き』という、都営新宿線直通の電車があるので、NSCに通う予定の方でも乗り換え無しで通学出来ます。
若手芸人にとって最高の路線ですね。
京王線のどの駅が住み良いのか
明大前
明大前に住めば乗り換える必要がなくて交通の便が最も良いです。
明治大学キャンパスがあるので人気が高く、家賃がまあまあ高めです。
駅前は大学生で一杯。
下高井戸
最高の街。
何故なら僕が7年程住み、今でも下高井戸にまた住みたいと思っているから。
明大前から一駅。明大前まで徒歩10分。新宿まで電車で10分。各駅停車しか止まりません。
古きよき商店街がのこり、味噌屋や魚屋があります。駅前のガストでアルバイトをしていました。
しもたかフィルという市民オーケストラがあるのも良きところ。僕も所属してました。
交通の便+良き街=下高井戸。な感じです。
個人的感情含みですが。
僕が住んでいたのは56000円のアパート。駅徒歩3分。案外安い物件もあります。
下高井戸以降から調布まで
調布までは徐々に家賃は下がって行きます。
京王線沿いは住み良い街が多いですが、八幡山や千歳烏山駅は駅前住お栄えていて、快速等も止まるのでオススメです。
それ以降になると、家賃に余り変動がないので、若手芸人は機動力を優先してなるべく都心寄りに住む方が良いでしょう。
まずは条件に合う物件がどこら辺なのか、検索してみましょう。
新宿から多少遠くなっても、京王ライナーや特急に乗れば案外時間は掛からないので、京王線や京王線相模原線の終点までも1時間かかりません。
実家から通えるなら実家から通うべし
京王線沿いが最適な立地とは言うものの、やはり一人暮らしはお金が掛かります。
芸人という仕事はアルバイトを理由に仕事を断れる環境ではないため、固定シフトのアルバイトはとてもやりづらい。
アルバイトに精を出し過ぎて本業がおろそかになるのも避けなければなりません。
家賃が掛からず、あわよくば飯までタダで食べさせていただける実家というのは捨てがたい魅力で満載です。
芸人への理解があるご両親をお持ちであれば、実家に寄生する方が芸人業に集中できるでしょう。
芸人としての仕事が順調になり始めた頃が生活は一番キツくなります。
アルバイトの時間が無くなる上に給料も安く、家賃が支払えないという状況が発生します。
一人暮らしは仕事が安定してからと考えるのも正しい思考かと思います。
以上、『NSC生や若手芸人はどこに住むべきか。京王線がオススメ。』でした。