10年前の話。
暇だったので合羽橋商店街に行ってみたことがある。
合羽橋といえば調理器具専門店街なんだけれども、衝動的に東京杉本のクロームモンブリデンのペティナイフを買ってしまった。
「買ってしまった。」というのは、実は前日に京都有次のハガネ包丁を買ったばかりで、名前まで入れてもらって「ナイスな包丁を買ってしまった。」とウキウキしている状態だったからで、二日連続で包丁を買うというのはとても頭の弱い行動なのではないかと恥ずかしい思いでイッパイ。
しばらく包丁を買うのはおあずけにしようと思った。
とはいえ、10年近く使い続けているのに未だにお気に入りの包丁ナンバーワン。
「思えば10年も使っているのか。」と杉本の包丁へ目をやると、未だ買ったばかりのような装いだ。
出来の良い包丁というのはこうも違うものなのか。
ということで、プロの調理人御用達の包丁ではありますが、一般家庭に一本あると生活が潤うこと間違いございませんので、杉本の包丁の素晴らしさをご紹介させて頂きます。
切れ味が凄すぎる杉本の包丁
しかしながら、杉本のクロームモンブリデンはステンレスの一種にも関わらず『ハガネ包丁のように良く切れる』という謳い文句だったのだけれども、売り手側の文言ほど信頼に乏しいものはなく、
「信用するかボケ!でも本当だったらいいな。」
と思いながら電車に揺られ、家に帰ってから切りつけたズッキーニは触れた感触すらせず空気を切っているかのごとく切断された。
あな恐ろしや。杉本。いい会社です。
その日の晩はカルボナーラを作ったよ。
包丁使わなかったよ。
切れ味が全然落ちない杉本の包丁
クロームモンブリデンの包丁は錆びにくい、切れ味が落ちにくいという、非常に優秀な素材を使った包丁なのですが、本当に切れ味が落ちない。
上の写真は12年毎日使った包丁。
柄の部分も全く劣化なし。
我が家の包丁は2年に一回位しか研がない。
10年ほぼ毎日使って、10年で5回程度しか研いでいないわけだ。
実は僕は包丁を研ぐのが趣味なのですが、全然研ぐ必要がないのが悲しい。
もっと研がせて欲しい。
普通に水切りかごに置いて乾燥させてますが、一切錆びてません。
一般の家庭の使い方であれば一年に一回研げば切れ味は保てるはずです。
杉本の包丁は贈り物にもいい具合
杉本の包丁は僕のお気に入りなので、お母ちゃんやおじさんへの贈答品としても使ってます。
お母ちゃんボロボロの使ってたからね。
通常使い用には18センチ以上のサイズが使いやすいと思うので、18センチの牛刀(一番普通の使いやすいもの)を贈りました。
気に入ってくれたようですが、5年位経って実家に帰ったら刃が結構ボロくなっておった。
我が家のペティナイフは10年経っても新品同様なのに。
沢山使ってくれたからなのか、使い方が荒いからなのか。
「骨切るからね」と言っていた。
何の骨や。と思いながらも包丁とぎを堪能させて頂きました。
杉本の包丁まとめ
包丁って安い包丁でも高い包丁でも、10年以上は使う事になるかと思います。
杉本の包丁は一万円程度で、少々高めではありますが、切れ味のいい包丁を使うと『嗚呼。今日も良い包丁だった。』と、毎日の料理が結構楽しくなります。
10年毎日良い気分で料理が出来る上、錆びにくい、切れ味が長持ちする杉本の包丁なんかを手にしてみると、楽しい日々がもうちょっと楽しい日々になるかもしれません。
以上、『切れ味抜群で錆びないオススメの包丁。『杉本』クロームモンブリデン。』でした。
包丁に合わせて、手入れ次第で10年以上使える木のまな板はいかがでしょうか。