築古戸建てのDIYリフォームを続けてはや7年。
DIYを続けていると端材が沢山出てきますが、中々使い道はないものです。
でも勿体ないから捨てられない。
部屋が狭くなる。
奥様に叱られる。
と、困っていたわけですが、子供部屋のリフォームをしていてクローゼットを解体して沢山廃材が出たタイミングで、玉のようにかわいい息子が遠慮がちに
「部屋にソファは置けないかなあ」
と言ってきたのです。
かわいい。
ということで、廃材端材を使ってソファを作ってみます。
端材と廃材
こんなしょぼくれた廃材達がソファに変身したら夢のようじゃないかしら。
大部分はクローゼットを解体した廃材。
クローゼットの廃材はMDF材にシートが貼られたもの。
設計図
雑な設計図を作成。
DIYで、更には端材と廃材で作れてそれなりにキレイにするにはどうしたらよいかと数日間悩みました。
ソファのデザインって何万とパターンがあるので、
「座面の高さは?角度は?手すりはありなし?手すりはどんなデザイン?背もたれはクッション?木材?角度は?」
などと、最終的に超シンプルなデザインにしましたが、結構悩むポイントが満載です。
最終的には我が生活全体でお世話になっているカインズホームで売っているブロックソファがキレイに納まるソファを目指しました。
ソファのベース部分の作成
クローゼットの長尺な材料を115センチにカットするところを101.5センチでカットしてしまうという大惨事からスタートしました。
全部考え直しですよトホホ。
正面はクローゼットのプリントシートだとカッコ悪いので杉板を貼付け。
ビスが目立たないように内側から固定しました。
杉板は木製内窓作成時の端材。
杉板の長さの長方形になる予定がおかしなことに。
後ろ脚の作成
寝室の和室の障子を複層内窓に交換したときに、キレイな材料だったのでとっておいたもの。
太くて堅いので後ろ脚兼背もたれの受け材として使います。
流さを65センチに、背もたれ角度が110度に近くなるようにカット。
脚部分もオシャレになるように祈りを込めてナナメにカット。
サンダーで表面をキレイに。
引き寄せビスで強固に固定。
最終的には6本のビスで固定。
重要な場所には半ネジか引き寄せビスを使うと頑丈になります。
前脚の作成
7年前に敷居を取替したときの端材。
キレイで勿体ないので7年も保管してしまった。
加工して脚に荷重が載るように。
表にビスが見えないように内側から引き寄せビス。
足にガタツキが一切無くいい感じ。
ハイコーキの丸ノコを使い初めて精度が上がったような気がする。
何よりいい道具は気分が盛り上がります。
側板の取付
階段下倉庫スペースの杉板が余ったので取り付け。
少し幅広の板だったのでクッションのズレ止めとしても奇跡のようにピッタリ。
周囲が杉の無垢板で囲まれてキレイな見た目に。
最初の計測ミスは結果的にいい感じになりました。
背もたれ
背もたれには余っていたフローリング材にしようと思っていましたが、15mm厚程度では全然体重を支えられない。
廃材端材のみで作るというコンセプトだったので少しく悔しいですが、2メートルのカフェ板をカインズホームで購入。
中々味のある板。1280円也。
安い。
表面をサンダーで均す。
表にビス穴があるとダサいので、裏側から固定します。
8mmのドリルで穴をあけて、穴の中で引き寄せビスを。
3点づつで固定しましたが、十分な強度になりました。
しっかり板まで届きつつビスが貫通しないように、ドリルにテープで印を付けて穴あけ。
少々気を使う作業でした。
背もたれは角度があるので、下のビスほど深い下穴をあけてます。
ソファの完成
ということでソファが完成しました!
カインズのブロックソファを乗せます。
我ながら中々の完成度。
奥様に秘密裏に作っていましたが、「ソファ(勝手に)買ったの!?」という最高の褒め言葉を頂戴してしまいました。
廃材ソファ完成後記
子供部屋のフルリフォームと並行して製作しましたが、部屋の雰囲気とマッチしてとても良いソファが作れました。
ビスもクローゼットの解体で出たビスと、余っていた引き寄せビスのみで作ったため、骨組みの総額は背もたれのカフェ板1280円のみ。
カインズのブロックソファは本体5000円カバー2000円で7000円は掛かっております。
息子からの「パパ天才だね!」という言葉が何より嬉しい。
以上、『廃材と端材でソファを作るDIY』でした。