床下点検口もアルミ製なんかを使っていたら、屋内外をアルミで橋渡ししてしまい断熱欠損になってしまいます。
我が家はアルミ製の安いものを使っていたので、ちょっと奮発して城東テクノ製の高気密高断熱型の床下点検口を注文して交換することにしました。
城東テクノの床下点検口は気密性に細部までこだわった超高品質な製品だったので文句なしにオススメします。
ということで、取付け過程をご紹介します。
ご覧頂ければどれほどこだわった製品かが一目瞭然かと思います。
アルミ製床下点検口の現状
キッチンの目の前にある床下点検口。
普通の点検口ですが無断熱。冬場は素足が触れるとイラッとしてしまう程冷たいのであります。
というのもアルミは木材の1200倍の熱伝導率を誇りますので、アルミの部分は外気温とほぼ一緒。
素足の体温は一瞬で外気に放熱されてしまうわけです。
アルミのその恐ろしい放熱力はPCのCPUの放熱板として利用されています。
サーモグラフィで観察するとこんな様子です。
無断熱の部分も当然周囲より温度は低いですが、アルミの部分は死亡遊戯です。
城東テクノの高気密高断熱型床下点検口を購入
城東テクノの床下点検口は最高である。
という噂を聞いたことがあったため迷いはありませんでした。
選んだのは高気密高断熱型。
収納庫も使えます。
クッションフロア用、12mm床材用、15mm床材用があるので購入は気をつけましょう。
![](https://nohmiso.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ed9a5f113e97fb1e6abc2018f4dc7a83.jpg)
寒冷地型が城東テクノの最高ランクですが、断熱が凄すぎて収納庫が入りません。こちらは寒冷地型。
届いて使っていた収納庫と合わせてみたところ、なんとピッタリ!
枠はダイケンだったはずですが、収納庫は城東テクノ製だったのかもしれません。
ちなみに収納庫の1辺は603mmです。
既存点検口を解体
ビスを抜くと簡単に外れます。
城東テクノの場合は内側に付いている板も不要なので外します。
気密処理
この点検口のすごいのは、気密が完璧にできるように気密パッキンや気密テープが同梱されているのです。
角に気密テープ
貼ります。
気密パッキン
貼ります。
角に気密パッキン
最後に角用の気密パッキンを貼ります。
とんでもなく手厚い気密処理です。
床下点検口の外枠の取付け
まずは先程貼り付けた気密テープが剥がれないようにゆっくり外枠を押し込んでいきます。
白いブロックを穴に入れます。
このブロックにビスを打つと、自然と枠と床の隙間を閉じていくという天才的な機構になっています。天才。
ビスを打って蓋をします。
外枠の完成です。
外枠の断熱材の取付け
高断熱型は外枠の下に断熱材が付きます。
二分割になるので、床下でドッキング。
ビスで留めますが、既存の補強下地の長さが足りなくてビスが打てなかったので補強材を追加しました。
内蓋の製作
城東テクノの内蓋は既存の蓋より小さいので、はめ込む板をカットしようと思っていたら、取手も非常にスリムになったためガバガバになってしまうことに。
どうしようもないので1から作り直すことにしました。
板をカット
内蓋のサイズに合わせてフローリングをカット。
夜になってしまって丸ノコが使えないので手ノコで頑張ります。
このレザーソーは先端でコンセント用の穴あけもできる優れもの。
細工ノコなので精度高くカット出来ます。
サイズ合わせ用のダンボールが同梱されているので、ピッタリ合わせます。
取手の位置は結構シビアで、位置がズレると固定出来ません。
ダンボールのケガキ位置をフローリングに写して開口。
一旦ドリルで。
ノミで仕上げ。
納まりました。
内蓋枠にフローリングを入れます。
組み立てます。
内蓋が完成しました!
床下点検口の完成
素晴らしい。
内蓋を作るのはちょっと大変でしたが、説明書通りに作れば難なく完成しました。
樹脂枠なので素足で触っても全く冷たくない!
サーモグラフィで撮影してみました。
床下の断熱材が薄い我が家では、周囲よりも断然暖かくなってしまいました。
城東テクノの点検口は頑丈
既存の床下点検口は、一般的な補強用のバーを裏打ちするタイプ。
城東テクノの内蓋はこんな格子状の樹脂でできているためスーパー安定します。
非の打ち所がありません。
完成後記
非の打ち所がないと言いましたが、正直いうと点検口を開けてから断然蓋を開けるのは結構面倒ではあります。
我が家の収納庫はお菓子しか入っていないので、最近ようやく息子達が一人で開けられるようになったのにちょっと可愛そう。
しかしながら、点検口が届いたときの箱を車にして幸せそうに遊んでいます。
以上、『高気密高断熱型床下点検口(城東テクノ製)に交換してみるDIY』でした。