中古戸建てを購入以来、少しづつ断熱補強を続けていますが、今回はトイレの断熱です。
DIYで出来得る限りの断熱をやってみました。
徹底的に気密を取りました。
結果、足元がポカポカです。
トイレの床に足を置くと、最初はひんやりしているけれども、自分の熱が床から跳ね返ってきてすぐに暖まるようになりました。
やったのは床下の断熱を大幅に増やしたこと。
内容は便座を外す必要があるので、便器の交換のときに参考になれば。
便器交換の流れはこちらです。
便器を撤去してからが断熱リフォームのスタート。

床下の断熱材の交換
ということで、便器交換のために便器を撤去。
配管と便器のフランジ部分が外れないため床を切って配管を切る事に。
(フランジはそのまま流用も出来ますが、床高を上げるため新設が必要)
トイレの交換って大変やなあ。
なんて丸ノコで床を開けるとあら嫌だ。
一応断熱材のグラスウールは入っているものの、垂れ下がって冷気が直接床板にあたる状態。
そしてグラスウールは薄すぎる。
スカスカの4センチくらいのものかしら。
家中の床下断熱材はこんな様子だから嫌んなっちゃう。
今後床下にも潜りたいものの、上から作業できるチャンスなので穴の周囲をフクフォームと交換しました。
根太間にハメやすい形状に加工されていて交換に非常に便利。45mm厚。でも中央部分は3センチ位。

上から一枚をピッタリ入れるのは物理的に不可能なので、半分にカットしてから入れ、隙間にも詰めました。
中々ピッタリ詰められた気がするけど落ちないか心配なのでテープでくっつけておきました。
穴の前後は手を突っ込んでキレイに入替えできました。
こんなことならもっと大きく穴を開ければ良かった。
配管は持出しソケットで延長しました。
持出しソケットは中が滑らかに加工されているので汚物の引っ掛かりはないはず。
床を開けるなら継手で延長でも良かったですが。
防水気密テープを貼る
隙間だらけの家ですが、トイレだけは気密を完璧にしたいので、壁と床の接合部分に気密テープを貼りました。
思えば床をカットした部分にも貼るべきでした辛い。
遮熱透湿防水防風シートを貼る
35%の輻射熱を反射してくれるらしい。
正しくは家の建築時に外壁に使用して、防水と結露防止のために使うものですが、畳の下に入れて断熱化する為によく使われているものです。
文字がプリントされている側が外側なので、床側に向けてタッカーで留めます。
配管回りも気密テープで貼ります。
スタイロフォームで付加断熱
我が家のトイレは床が7センチ程下がっています。
せっかくのチャンスなので4センチ厚のスタイロフォームを追加します。
まずは根太っぽく40mmの下地を入れます。
下地の配置は、フランジの木ネジが下地に刺さる位置にしています。
下地の固定は、床下の根太に当たる位置で木ネジを打つ。
(既存の合板に根太の墨が引いてあったりするので、シートを貼る前に位置をメモしておく)
そしてスタイロフォーム!!
美しい仕上がり。
合板を載せる
12mmの合板を載せます。
リフォーム作業を座りながらやっていますが、オシリがやけに温かい。
断熱効果をオシリで実感!
細かい隙間をコーキング
我が家のように1990年代に建てられた家は、気密性能が皆無で、壁の中は冷たい空気が通り抜けているので、細かい隙間を塞いで室内への影響を減らします。
窓を3重窓に
窓はまだ買ってませんが、単板ガラスのアルミサッシの最悪の窓なので、内窓を取り付けます。

コンセントの気密化
コンセントにアースをひいたタイミングでコンセントボックスを気密化しました。
コンセントボックスの内側に付けるタイプ。
これを付けるには電気工事士が必要です。

トイレの断熱リフォームの結果
足元がやはり感覚が変わりました。
トイレだけ断熱材が8.5センチという恐ろしい分厚さ。
当然、断熱在自体が発熱する訳ではないので最初は冷たいですが、自分の熱が足に戻って来るような感覚です。
窓も変えたら足元へ落ちてくる冷気も減るはずなので、より快適になるはずです。
以上、『トイレをDIYで断熱リフォーム。足元がポカポカになりました。』でした。