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天井に点検口を取り付け。DIYでの作り方を紹介。

天井に点検口をDIY

こんばんは。イチカワです。
天井に点検口が必要なので45×45サイズの点検口を作りました。

石膏ボードをカットするDIYは、粉が舞うのと、失敗すると後戻りできないので少々苦手ですが、無事成功したので手順をご紹介します。

これから太陽光発電を全部DIYでやりたいと思っているのですが、分電盤や配線をいじるには点検口が必要なため、太陽光発電工事の第一歩です。

工事時間は2時間。難易度は普通です。

今回の点検口を使って無事分電盤を交換しました。
DIYで分電盤の交換。太陽光発電に向けて古い分電盤をスマートコスモに交換してみた。

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点検口を買いましょう

天井用の点検口
天井用の点検口は2000円程度で購入できます。
ダイケン製が一般的です。


石膏ボードをカットするのには石膏ボード用のノコギリもあると便利です。

オススメなのはこちらのレザーソー。
先端が丸い刃になっているため、いきなりボードを切り始めることが出来ます。


元々細工加工用ノコギリなので、木材のカットにも当然使えます。

ただし、背金が付いているので刃が奥まで入らない難点も。
斜め使ってカットするか、厚刃の背金なしのタイプ使いましょう。

家が比較的新しい場合は、断熱気密がしっかりされている場合もあります。
その場合は断熱気密用の点検口を使いましょう。

点検口の位置の決め方と墨だし

天井には石膏ボードを補強するために、野縁(ノブチ)と言われる木材が裏打ちされています。

45サイズの点検口の場合、野縁はほぼ確実にカットする必要がありますが、最初に野縁の位置を把握して、無駄な切断を避ける必要があります。

下地探し

下地探しには『どこ太君』の登場です。
下地探しのどこ太君
極小の針で石膏ボードを貫通させ、ボードの先に下地があるか探るわけです。

下地の探し方。壁の中や天井の構造を知って下地を探そう。
下地を探すには壁の中の構造を把握することが重要です。 在来工法の壁構造と下地の探し方を解説します。

天井裏は通常こんな様子。
天井裏 下地
どこ太くんをドスドス刺しまくって分かったのは、こんな具合に野縁が通っていることでした。
点検口 diy
野縁をカットするのは少ない方がいいので、一本にしか被らない場所に位置を決めます。

野縁材は30.3センチごとに設置されるのが一般的です。
日本の家屋は畳のサイズ「182センチ×91センチ」を基準に作られているため、91センチを3で割ると30.3センチになるわけです。45センチ四方の点検口だと必ず一本はカットする必要が出てきます。

事前に野縁材以外の構造材が無い場所ということを確認しておくことも重要です。
お風呂の天井には点検口が付いているはずなので、そこから覗きこんで確認しておきましょう。

点検口の設置位置の墨出しは現物合わせが一番確実

取り付け説明書には「454mm×454mmの穴を正確に開ける」とありますが、天井に正確な正方形を書ける気がしません。

やはり現物合わせが一番信頼できます。
天井 点検口 墨だし
点検口を仮で貼り付けて、周囲を鉛筆で一周しましょう。
ちなみに、ガムテープで貼ったら壁紙がはがれて萎えたので、養生テープでやりましょう。
天井点検口

一周したら墨出し完了です。
そのまま線の上をカットしたらピッタリはまります。
点検口 墨出し
奥の野縁のギリギリ手前に墨出ししました。
念のため454mm四方になっているかメジャーで計測しましょう。

天井をカットしよう

あとは切っていくだけです。
多分レザーソーでのカットが1番楽です。


通常の石膏ボードノコであれば、最初はカッターで削るように刃を入れて、石膏ボード用ノコギリの刃が入るようにすると、ボードがくずれる心配が少ないです。
天井 点検口 カット

野縁材に当たったら

野縁材は石膏ボード用ノコギリでカットするには難があります。
木材用のノコギリにバトンタッチしましょう。

薄刃のノコギリがあると、細い隙間にもすんなり入るので便利です。
点検口 天井 ライフソー


ダボを切ったりする用途で使われるノコギリですが、薄刃なので石膏ボードが飛び散りにくいです。

大きなノコギリを使っても良いですが、電気配線が通っている可能性もあるのであまり突っ込み過ぎないようにしましょう。

外の光が入るのであれば、ブレーカーから落としておく方が安全です。
電線を切ってしまって最悪感電死の可能性もあります。

ボードを切っていく順番としては、一番最後に野縁材をカットする一辺を残すと、ボードの自重で割れてしまったりがなく作業しやすいです。

点検口 穴開け
成功です!
この位置であれば分電盤がいじり放題です。
点検口 分電盤

カットしたボードは内枠に使用するので丁重に扱いましょう。

点検口の補強と固定

野縁材を切ってしまったため、強度補強をする必要があります。

補強をするには、カットした野縁を前後の野縁とつないであげます。

補強材が三本の野縁に垂直に固定されるわけです。
点検口 補強
分かり辛いですが断面図です。補強材は別途購入の必要があります。

今回作ったの点検口の場合、カットした野縁材の構造材との固定部分が直近にあったのと、一辺は健全な野縁材に沿っているように作ったため、補強材は省略しました。
点検口 固定
仕事としての施工であれば、基準通り補強しましょう。DIYなら自己責任で判断して下さい。

点検口の内枠の施工

内枠は411mm×411mmの天井ボードが必要なので、切り取ったボードを石膏ボードノコでカットしてサイズを合わせます。
点検口 内枠
2辺を短くします。
くっついてる野縁材はそのままで問題ありません。
点検口 天井 内枠
完璧な収まり。
あとは付属の金具で4点を押さえて完成です。
点検口 天井 内枠

点検口の完成

内枠が完成したら、ぶら下げれば完成です。
天井に点検口をDIY
扉を閉めてもきれいに納まりました。
点検口 天井 DIY

天井の点検口のまとめ

ノコギリの扱い次第で失敗の恐れがあるので、少々緊張するDIYではありますが、作業自体は難易度が高い手順はありませんでした。

僕も点検口は初挑戦で、キレイに仕上がりました。
ただし、工事後の掃除がちょっと大変です。

1500円程度で点検口は買えるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。


以上、『天井に点検口を取り付け。DIYでの施工手順を紹介。』でした。