中古で購入した家に付いていたのは受話器型のインターホン。モニターは無く話が出来るだけのタイプ。
ちょっと外観も古くさいのと、セキュリティの向上もかねて、モニター付きのドアホンに変えてみました。
通話しか出来ないタイプから、映像を取り入れるタイプへの変更はなかなか難しそうな想像をしていたけれど、やってみると、あっけない程簡単でした。
一番大変なのは電源直結にして、配線を隠蔽する作業でした。
パナソニックのテレビドアホンに決めた
当初付いていたのがこのタイプ。
玄関先のピンポンと受話器が2本の通信線で繋がっている乾電池式のもの。
これをパナソニックの一番シンプルなものにした。
殆ど来客なんてないし、顔さえ見えればよいので、無駄な機能が付いてないベーシックなタイプを購入。
録画機能もありません。
モニター付きでも配線の種類も本数も変わらない!
結構驚いたのですが、通話のみのタイプと映像付きのタイプはどちらも2本の通信線だけで大丈夫です!
映像付きのタイプに変えたいけど、配線はどうなんだろ。って悩んでる方もいるかもしれませんが、今付いてる配線がそのまま使えるので問題なしです。
電源直結式ドアホンへの交換手順
- 既存のインターホンから通信線を抜く。既存の機器を外す
- 新品に通信線を繋ぐ
- 室内側の電源を繋ぐ
- 新品を設置
とまあ、非常に単純な作業になります。
1,既存のインターホンから通信線を抜く
この2本を抜くだけです。
新品に通信線を繋ぐ
新品に挿す。
線の色は特に意味はないですが、差し込み口に番号が振ってあるので、室内の1と室外の1、室内の2と室外の2を繋ぐようにしてください。
ベースを設置します。
ビスで固定しましょう。
最終的にはこのベースにスコッと差し込んで固定するだけなので、ベースが傾くと本体も傾きます。
水平器を使いましょう。
室外機の設置は元々付いていたものと変わらないものの設置なので省略します。
旧室外機から通信線を2本抜、新しいものに通信線2本を室内側の番号に合わせて繋いで固定する作業で終わります。
ドアホンの電源を繋ぐ
電源を繋ぐのは室内機だけで大丈夫です。
室外機へは通信線から給電されます。
繋ぎ方ですが、ケーブルを直接接続する方法と、コンセントから給電する方法を選べます。比較すると以下の通り。
後付けでもどっかしらから電気を持ってこれます。
ただし、インターホンから電源ケーブルが垂れているのは少しくダサいかも。
見栄えが良い。
ただし、乾電池式から直接電源方式への変更や、新設の場合、設置したい場所には電源が存在しないので、壁の中を通して電源ケーブルを持って来るのが大変。加えて、ケーブルの接続には電気工事士の資格が必要。
今回購入したドアホンには、コンセントでの接続も直結もどちらも対応出来るタイプでしたが、購入の際はどちら用なのか確認してから購入して下さい。
理想はやはり、壁の中に配線を増やして、直接電源方式なので、やってみました。
ドアホン用の電源を増やして壁内に通線しよう
壁内に電源を増やすには
簡単に電源を増やすには、一番近くにあるコンセントから電気を持ってくる方法です。
我が家の場合はたまたま真下にコンセントがあったのでラッキーでした。ここから電気をもらいます。
下のコンセントから電気を取るには
コンセントをはずすと裏に穴が4つあります。
ブレーカーから来てる黒白の配線を上の2つの穴に挿すと、コンセントが使えるようになります。
W表示がある方に白を挿します。
そこから電気を延長したい場合は下の2つの穴に挿します。
今回はテレビモニタと余ってる下のコンセントの穴を繋ぎます。送り配線と呼ばれる施工方法です。
配線を壁中を通す
これが結構大変です。
地球には重力があるので、上の穴から配線を入れ、下のコンセントボックスから取り出します。
間に障害物があったら施工不能ですが、壁内の上下は基本的に配線を通せるスペースがあるはずです。
左右に振りたいときは、間柱が邪魔になって通せないかも。
ちなみに、途中に照明スイッチがありますが、残念ながら照明スイッチからは電気が取れません。
常時通電しているコンセント用の配線を使用します。
外に面している壁の場合、壁内の断熱材が邪魔になって通線が難易度が高いと思います。
配線できたら接続!
当然ですが、絶対にブレーカーを落としてから本体と配線、コンセントと配線を繋ぎましょう。
電源直結のドアホンの完成!
通信線と電気配線が繋がったらベースにはめて完成です!
ブレーカーを入れてちゃんと映るか確認しましょう!
開口部の気流止め
設置から数年経って気がついたのですが、インターホンの配線用の開口からの外気の侵入がとんでもないです。
手を入れると風を感じます。
サーモグラフィで見るとこんな様子です。
真っ青な冷気が垂れ下がっています。
こういったコンセント系の開口部用の防気カバーがパナソニックで発売されているので取付けてみました。
防気カバーの取付でサーモグラフィでも改善しました。
インターホン以外のコンセントにも取付をおすすめします。
電源直結式ドアホンのまとめ
テレビモニタ付きのインターホンの設置は、通信線がすでにひいてある状態なら、案外簡単にできます。
ただし、電源直結型のタイプを付けるときは、電気工事士の資格が必要になるので、業者か資格持ちの友人に結線だけでもお願いしましょう。
もしくは資格を取りましょう!
電気工事士資格があれば家のDIYが楽しくなる!2種電工の合格のコツとは。
やっぱり無駄な配線は見えてない方がスッキリしていて良いですね。
以上、電源直結式ドアホンをDIYで取り付けた記録。受話器型インターホンからモニタ付き電源直結式ドアホンへの変更のご紹介でした。