スイッチの位置を変えたい。
というのも、先立って照明の位置を変えたことに起因するのですが、照明を廊下から洗面台に場所を変えてしまい、スイッチは階段スイッチと一緒の位置なので、非常に不便になってしまったわけです。
ということで、使いやすい位置にDIYで変更してしまいます。
※この作業は電気工事士の資格が必要です。
既存のスイッチの配置
手前のスイッチの一個を奥のトイレ用照明の位置に持って行きます。
手前のスイッチは階段スイッチと洗面台のスイッチ。
洗面台用のスイッチを移動します。
まずはブレーカーをオフ。
スイッチを分解
配線の前にスイッチを分解しておきます。
あれ、なんじゃこりゃ。
なんか下地が邪魔だったので無理矢理取付けた様子。
穴も謎に小さい。
しかもスイッチの位置がやけに高い。125センチの位置。
標準的には床面から110〜120センチ程度。
せっかくなので位置を変えることにしました。
コンセントボックスのサイズに開口。
(穴埋めが結構面倒)
小屋裏で配線の調査
まずは既存の配線ルートを調査。
2階のスイッチなので小屋裏で自由に動けるので作業は簡単ですが、1階のスイッチの変更は天井裏が狭いので結構難易度が上がります。
点検口の作成から必要な場合も。
小屋裏には和室の押入れなどから入れます。
小屋裏は梁か桁の上を歩きましょう。
天井材に乗ると底が抜けて落ちます。
既存のスイッチの上に到着すると、分かりやすく二本のケーブルが下に下りてます。
階段用のケーブルは3路スイッチのため、3芯ケーブルなので、2芯ケーブルが移設したいケーブルです。
2芯ケーブルを辿っていくと、接続部分がジョイントボックスに収まっています。
新規配線
ジョイントボックスで配線を切り替えるので、ジョイントボックスから移設したいスイッチ穴までの2芯ケーブルが必要です。
新しく配線する壁の上部から壁の間に新しいケーブルを落としていきます。
下でキャッチ!
配線の切り替え
コネクターから既存の配線を抜いて、新しい配線を全く同じ場所に挿し込むだけです。
ブレーカーは落ちてるはずですが、念の為検電しておきます。
確実にブレーカーオフして検電が必要です。
この検電器は被覆の上から検電可能。
線を抜く
線を間違えないように。
コネクターからはグリグリ回しながら引くと抜けます。
黒線と白線を抜きます。
線を挿す
同じ場所に新しい配線を挿します。
銅線が見えないように奥までしっかりと。
あとは結線部分をジョイントボックスに納めたら小屋裏の作業は終了。
既存の配線はこの先何かを増設する可能性もあるのでそのまま残しておきます。
スイッチを作る
未来工業のコンセントボックスを入れます。
せっかくなのでスイッチはパナソニックのワイドシリーズに変更します。
ホタルスイッチ WT5041
スイッチ用取付枠 WT3710K10
スイッチプレートホワイト WTC7101W10
クリアハンドル WT3032CD
クリアハンドルはちょっと高いけどオシャレで良いです。
階段スイッチ側しか写真がないのでそちらの作業様子です。
気密性を高めるために防気カバーを取付。
取付枠にハメて固定。
ハンドルとカバーを付けて完成。
穴をふさぐ
最後の辛い仕事。既存のスイッチ穴をふさぎます。
下地を入れ、穴と同じサイズに石膏ボードをカットして、面取りしてパテ埋めです。
スイッチの変更で壁に穴が開くことも少ないかと思いますが、穴ふさぎの詳細はこちらを参考下さい。
スイッチ位置の変更は以外と簡単
我が家の場合は既存のスイッチが意味不明な取付方法だったため、やけに時間がかかってしまいましたが、作業自体はそこまで難しくなかったです。
必ずブレーカーを落とし、既存の配線ルートを発見できれば出来るはず。
スイッチの場所が変わってとっても便利になりました。
残念ながら電気工事士でないとこの作業は出来ないので、どうしても自分でやりたい場合は電気工事士の資格を取りましょう。
以上、『電気のスイッチの位置をDIYで移動する方法とは』でした。