玄関のスイッチが遠い。
靴を履いたら手を伸ばしても触れる事が不可能な位置にスイッチがあるのは設計ミスじゃないのか。
と思うほどに遠い。
こんなに遠い。
毎日真っ暗の中をスイッチを探して回っている訳で、暗闇の中僕は突然「そうだ。人感センサーに替えてみよう。」
と思ったわけです。
パナソニック製の人感センサーの反応は恐ろしく高性能で、替えた結果は非常に快適になりました。
玄関を開けるなり電気が点くと、まるで我が家が「おかえり」とでも言ってくれているかのような暖かい気持ちになります。
ということで、人感センサーの使い心地と、既存のスイッチを人感センサーに交換する手順をご紹介します。
残念ながら、この工事を自分でDIYするには電気工事士の資格が必要です。
関連記事 》電気工事士資格があれば家のDIYが楽しくなる!2種電工の合格のコツとは。
パナソニックの人感センサーの使い心地
熱線センサーなので、熱を感知してスイッチをオンオフする訳ですが、
「こんなに感度いいんでっか!?」
というくらい感度が素晴らしい。
トイレのドアを1センチ隙間を開けて覗いても、人感センサーはスパッと点灯させてくれるのであります。
こんなすき間で感知されてしまいます。
感度も調整できる
真っ昼間でも勝手にオンオフされてしまうと電気代が勿体無いですが、どの程度の暗さから点灯させるかはちゃんと調整出来ます。
右のツマミで感度調整ができますが、環境に合わせて調整が必要ですね。
左のツマミでは点灯時間の設定ができます。
玄関に取り付けるのであれば、最短の10秒設定で十分でした。
スイッチには手動で入切出来るスイッチも付いてます。
息子が勝手にオフにしてしまうのは唯一の難点。
ちなみに、僕は結線を間違えてブレーカーを投入してしまい、人感センサをぶっ壊してしまったので、業者さんにお任せしたほうが良い工事のような気がします。
センサは高いので壊れると涙が出ます。
人感センサーに変更するための準備物
·人感センサー本体
LED専用です。
このタイプであれば、そのままスイッチを交換すれば上手く行くはずです。
結線はこのように。
普通のスイッチと違い、別の照明に電源を送る機能がありませんので、同じスイッチボックスの中で電源を送っているスイッチがあるのであれば、人感センサースイッチが一番最後に電源が送られるようにしましょう。
LED専用じゃない場合、結線方法が変わります。
詳細は後程。
既存のスイッチがフルカラーシリーズの場合必要な準備物
·スイッチプレート
スイッチが昭和感がありすぎるので、Panasonicのワイド21シリーズに変更しました。
そもそも人感センサーがワイドシリーズなので、古いフルカラーシリーズからワイドシリーズに替える場合は枠の交換は必須です。
·取り付け枠
·スイッチ
階段のスイッチも一緒のスイッチボックスにあるなら3路スイッチも必要。
·スイッチハンドル
サイズがスイッチ1個用~3個用あります。
人感センサーへの交換手順
ブレーカーを落とす
対象のブレーカーを必ず落とします。
我が家の場合、階段のスイッチも一緒に入ってましたが、ブレーカーは別だったので、ブレーカーを落として全部スイッチで作動しないかは確認が必要です。
スイッチをバラす
古いスイッチをバラします。
マイナスドライバーでカバーを開いて、プラスドライバーで外していきます。
スイッチの入れ替え
LED専用の人感センサーを手に入れれば、既存のスイッチと交換すれば問題なく機能します。
結線は施工説明書の通り。
我が家の場合は他の照明もあったので、他の照明へ電源を供給してから人感センサーの本体へ電源が来るような結線になっております。
スイッチボックス内に点灯したい照明しかない場合は、線は2本しかないはずなので、電源側と負荷側の線を間違えなければ問題ないはずです。
ただし、結線を間違えてしまうと一発で故障します。
ポンっと音がして、高価な機器は二度と使えなくなります。
家それぞれ状況は違うと思うので、自己責任で綿密に調査の上結線しましょう。
電気工事士じゃない人は絶対止めましょう。
人感センサーのスイッチカバーの取り付け
固定します。
右のスイッチがホタルスイッチなのは、人感センサーで照らされるので全く無意味でした。
ハンドルとカバーを付けたら完成です。
スイッチがキレイになると、案外雰囲気がガラっと変わります。
今回は使ってませんが、パナソニックのアドバンスシリーズはワイドシリーズよりもオシャレで部屋が引き締まります。
関連記事 》スイッチとコンセントをパナソニックのアドバンスシリーズに交換したらドエライかっこいい。
要注意!LED用じゃない人感センサーは結線が違います!
パナソニック製品であっても、型が違うと結線方法が違います。
この製品は通常の白熱灯も対応していますが、結線方法はこんな感じ。
人感センサーのスイッチに電源線と接地線を持ってこないといけません。
中古住宅で天井裏でどんな接続がされているのか詳しく分からない状況で中々難易度が高いです。
頭を捻らせて、複線図を書いて、一個の照明用の配線を配線を介さずに接地線と繋げることで、既存の配線だけでスイッチボックスに接地線を持ってくる事が可能ということに気付きました。
超分かりづらい複線図の前後ををご覧ください。
ここから。
このように。
ややこしいですね。訳が分からないと思います。
こんな複雑な接続をやっていると、どの線がどの線かが訳がわからなくなってきてしまい、一旦電源を入れてみようと思った僕が馬鹿でした。
電源投入とともに、人感センサーから『ボンっ』という破裂音が鳴り響きました。
冷静にみたら、接続が一ヶ所間違えていたわけですが、結線の間違いでこんなに簡単に6000円が吹き飛ぶとは。
そして、即カインズホームプロに自転車を走らせて人感センサーを購入したらLED専用機器で、
「せっかく頭こねくり回したのに意味ないやんけ!」
と叫びながら、接続は全部元に戻して上記の結線で無事完了した訳です。
人感センサーは結線の間違いで一発で使用不能になるので、結線が確実に間違いないかを確認してからブレーカーを投入しましょう。
泣きたくなります。
LED専用機器で問題ないならLED専用が接続が簡単なのでオススメです。
人感センサーへのDIYのまとめ
スイッチが多数集まっているスイッチボックスでの交換は、それなりの知識が必要なDIYでしたが、使い心地は抜群に良いです。
僕は恥ずかしながら高価な人感センサーを一個壊してしまいましたので、僕を反面教師に確実な作業を。
自信がなければ業者さんにおまかせすることをオススメします。
同時進行で、玄関の照明をLEDのダウンライトに交換してみました。
雰囲気が一変します。
以上、『玄関照明のスイッチを人感センサーへDIYで交換してみたらとても快適になった。』でした。