おいしいピッツァを作ろうと思ったら、トッピングの仕込みもしっかりしないといけません。
ピッツァって意外と繊細。
チーズの仕込みで手を抜くと、ピザが台無しになることもあります。
本記事ではトッピングの仕込みで一番重要なモッツァレラチーズとチェリートマト(プチトマト)をご紹介します。
生地とトマトソースの仕込みはこちらをご覧下さい。
モッツァレラチーズの仕込み
モッツァレラチーズは中に水分を多く含んでいて、水抜きを事前にしておかないと、チーズが溶け過ぎてトマトソースと一体になってシャバシャバのピッツァになってしまいます。
特にイタリア産の水牛のモッツァレラは品質にバラつきが多く、ブヨブヨのチーズの場合はしっかり水抜きしましょう。
ブロックタイプや、塩水に浸かってないタイプのモッツァレラは特に水抜きの仕込みの必要はありません。
こういうタイプは水切りなしでスライスしてそのまま使えます。
モッツァレラチーズをザルに出しましょう。
モッツァレラチーズが浸っている水と分離します。
浸っていた水は塩水です。捨てましょう。
モッツァレラチーズを半分にカット
なるべく平べったく。切断面を広く取ります。
切断面を下に
ザルから水が落ちていくように切断面を下に向けて拡げておきます。
1時間程度で水は抜けると思いますが、ブヨブヨだったものは少し長めにしましょう。
あとは、キッチンペーパーを敷いた容器にチーズを移して仕込みは終了です。
チーズから水はまだまだ出てくるので、キッチンペーパーは厚めに敷いておきましょう。
トッピングのポイント
実際にピザを焼く時のポイントとして、モッツァレラチーズの固さによって少し大きさを変えてトッピングするとキレイに仕上がります。
柔らかいときは少し厚めにちぎる。
硬いときは薄めにちぎる。
火が通ってチーズが溶けるスピードも固さによって変化します。
生地に火が通るのと同じタイミングでチーズもキレイに溶けるように調整しましょう。
モッツァレラチーズは前日に仕込みをしてしまうと、水が抜けて固くなりすぎてしまったり、鮮度が落ちる等、あまり良いことがないので、ピッツァを焼く当日に仕込みましょう。
チェリートマトの仕込み
プチトマトのことをイタリアンではチェリートマトと呼んだりします。
チェリートマトの方がちょっとかっこいいですね。
プチトマトの仕込みは、カットして水抜きします。
ザルに入れ、軽く塩を振ります。分量はひとつまみ程度。
少し時間を置くと塩の効果で水分がドンドン出てきます。
30分~1時間置けば十分です。
キッチンペーパーを敷いた容器にしまいましょう。
軽く振った塩でプチトマトには下味も付きます。
プチトマトとモッツァレラのピッツァ
トマトソースの代わりにプチトマトをトッピングする、マルゲリータDOCと呼ばれるピザがあります。
(トマトソースを塗った上でプチトマトをトッピングしてもマルゲリータDOCとして認められています)
下の写真は永福町のラピッコラターボラのDOC。
トマトソースあり。
マルゲリータDOCはピッツァの王様とも呼ばれるピッツァなので、ぜひチャレンジしてみてください。
詳細なレシピは以下でご紹介しています。
ピッツァのトッピングの仕込みのまとめ
特にモッツァレラチーズは、含まれる水分量で味と見た目を左右するので、仕込みの一手間も惜しまず美味しいピザの準備をしましょう。
関連記事»プロが教える美味しい本格ピザ生地の作り方。お店のピッツァのレシピを真似して仕込んでみよう!
ちなみに、写真にチラチラ写っている素敵なペティナイフは『杉本』のクロームモンブリデンの包丁です。
錆びない上に切れ味も落ちない包丁なので、料理の気持ちを高めたい方にはオススメです。
以上、『ピッツァのトッピングの仕込みのポイントとは?チーズやトマトは事前の仕込みが必要です。』でした。