一般家庭に壁の点検口が必要なことなんて普通はないでしょう。
でも私にはありました。
最近は毎日のように小屋裏に潜り込み、断熱材を詰めたり敷いたりしているので、「もっとスムーズに小屋裏に移動したい」という欲で頭がいっぱいに。
ということで買ってしまいました。
壁用点検口。
高い!
このサイズ感が非常に理想的かつ、扉のように開ける利便性は他には見当たらなかったのです。
しかしながら、この点検口は施工説明書の指示が非常にシビアだったり、現場調達品が多くてちょっと微妙でした。
ダイケンの壁点検口の方が楽にキレイに納まったかもしれません。
こちらは天井点検口とほぼ同じ造りの壁点検口。
完成してみると中々お気に入りなのですが、ナカ工業製の点検口の設置工事の様子をご紹介します。

屋根裏収納に壁点検口を作る
壁点検口の取付位置は屋根裏収納部屋です。
なんと屋根裏部屋に壁点検口を作ると、まるでどこでもドアかのように小屋裏へ繋がってしまうのです。
ということでここに付けます。
壁を開口
ノコギリで壁に穴を開けます。
石膏ボードの粉が散る実に嫌な作業です。
ノコギリはどこからでもカット出来るレザーソウがオススメです。
開口だけでなく精度のいい細工ノコ。超お気に入り。
開口完了。
裏に断熱材があるので先に裏から外してから作業しています。
点検口の取付
固定金具は約3センチ厚を挟むように付いていますが、正しくは現地調達の下地を作り、固定具に現地調達のL字金物を4つ取付ることとされていますが、壁の下地が抜群にピッタリの位置にあるので、下地を調整してそのまま固定することに。
間柱などは45センチ毎にあるのが通常ですが、屋根裏部屋も同じく45センチ幅で下地が作られていたのでピッタリ納まりました。
扉に壁材を取付
扉部分には切り取った壁をカットしてはめるのですが、施工説明書には「372×672mmに正確にカットして下さい」と指示が。
指定のサイズよりも小さくカットしてしまうとそのまま隙間ができてしまう仕様。
難易度が高い。
ダイケンの点検口などは板を内側からはめるので、多少の隙間は枠に隠れるのですが、この点検口は板を外側からハメるので枠には一切カバーされません。
手ノコなのでそんなにキレイにカット出来ない。
更に鍵の部分に25mmの穴を開けるので、25mmのホルソーを買う羽目に。
お金が掛かる点検口。
更に現地調達の扉の板を固定するビスも必要。
ドリルビスをカインズで買ってきてアルミ枠に打ち込みました。
ドリルビスは金属板を貫通出来るように先端がドリルになっています。
なんとか完成。
完成してみると非常に満足感の高い点検口になりました。
壁点検口は便利過ぎる
使用した壁点検口は現地調達品が多数あり、中々大変でしたが、値段が高い事もあり頑丈な造りです。
気密パッキンも付いていて空気の流入もありません。
点検口を作ってからは天井に潜るのが楽々になってしまったので、天井内の断熱工事が非常にはかどるようになりました。
以上、『壁点検口の作り方。DIYでナカ工業製ウォールハッチの取付。』でした。