自宅の屋根に太陽光パネルをDIYで設置しました。
太陽光発電を全部DIYでやってみよう。と思ってしまったお馬鹿な私ですが、ようやく発電までこぎつけました。
売電手続きも完了し、電気代も大きく減少した上で売電収入も入り始めました。
本記事では屋根の固定金具(架台)への太陽光パネルの取り付け方法をご紹介します。
屋根に太陽光パネル用の固定金具(架台)を取り付けた工程はこちらをご覧下さい。
取り付け金具は屋根技術研究所の『スレート金具3』という製品を使用しています。
4重防水になっているので安心です。
固定方法は屋根技研さんのサイトで施工説明書を見れるので、スレート金具3を使用する場合は本記事は参考程度に、下のリンクを見て作業しましょう。
作業に必要な工具
固定には、インパクトとインパクト用の12mmソケットレンチが必要です。
インパクトは14.4vか18vのパワーのあるものにしましょう。
僕はRYOBIを愛用しています。
電池パック2個付きの、急速充電タイプがオススメです。
充電待ちがありません。
ソケットレンチは架台の設置に8mmのソケットも使うので、セットで購入がオススメです。
ショートサイズのソケットだと使えないと思われます。
屋根の作業は危険が伴うので、完璧な安全用具も必要です。
太陽光パネルは4点留めが基本
太陽光パネルの固定には上2点下2点の4点留めが基本です。
縦に数枚並べるのであれば、最初に最下段を端部用の金具で固定して、下からパネルを一枚づつ固定していきます。
パネルとパネルの間は中間用の固定金具で固定します。
架台のアース接続
全ての太陽光パネルを電気的に繋いでアースと接続します。
パネル間の架台にアース金具(写真のパネルで挟まれている金具)を挟むことで、電気的に繋がっていきます。
(アース金具は屋根技研のセットに付いてきます。)
アース金具で全てのパネル架台を繋ぎ、端っこのパネル架台から接続箱へ配線。
我が家の場合は屋根の形がブサイクなので、離れた架台の分もアースを集めて接続しています。
アースは接続箱のアース端子と接続します。
最下段の太陽光パネル固定金具のセッティング
最下段のパネルの固定金具は最も負荷が大きいので、2重にボルトで固定するようになっています。
写真のように、金具のストッパーの役割をする凹みの部分に合わせてボルトで固定。
その上に、端部用の金具を付け、ワッシャー、スプリングワッシャー、ボルトを通します。
ここではまだボルトは緩めておきます。
最下段の太陽光パネルの固定
端部用の固定金具のセッティングが出来たら、金具にパネルを差し込んでインパクトで固定します。
一枚目のセッティングは嬉しさで溢れます。
2枚目以降の固定
屋根技研のスレート3の固定金具では、パネル間の中間部には『YGOモジュールスペーサー』を挟みます。
(アース接続が必要な場合はアース金具を下に挟みます。写真はアース金具を挟んだ状態。)
中間スペーサーで丁度いいスペースがあく訳ですね。
上段のパネルを載せたら、中間部の固定金具で上下をしっかりと固定します。
インパクトで締め付けたらビクともしません。
横から見るとこんな感じ。
最上段は、最下段と同じ金具で固定します。
ケーブルの接続
接続箱からケーブルが全部の太陽光パネルを通過して、接続箱へ戻る訳ですね。
隣あうパネルの+端子と−端子を繋げていきます。
最終的には防雨型ジョイントボックスから室内へ入り、接続箱で接続します。
ケーブルの固定
太陽光用のケーブルは基本的には屋根に触れないようにしなければなりません。
結構難しい。
こんな感じにケーブル固定部材で挟んで
パネルの裏面にケーブルがくるようにパチンとはめ込みます。
ネグロス電工の樹脂製の製品や
金属製の固定金具を使用しました。
我が家の太陽光パネルは2010年製の為、ケーブル接続部分はMC3という規格の接続端子で構成されています。
一部MC4に変更して接続しています。
テスターで電圧を確認!
ケーブルを繋ぎおわって、一旦検電してみました。
ここで電気が発生してなかったらどうすりゃいいのか分からない。
針が振れた!!!
ちゃんとパネルで発電してます!ありがとうございます!
太陽光発電は直流なので、レンジを直流(DC側)に合わせて計測しましょう。
スレート屋根へのPF管の固定
スレート屋根へのPF管の固定には専用の部材を購入すれば穴開け不要です。
これをスレートの隙間にズイズイ入れていきます。
結構パワーが必要です。
全部入りました。
本当はもっと引っ張り出して、爪が引っ掛かっている状態での使用が通常でしょうが、配置の関係でこのまま使用してPF管を固定します。
良いですねい。
接続箱に接続
極性を間違わないように接続しましょう。
反対に接続するとブレーカーが溶ける可能性もあります。
太陽光パネルから出ているマイナス端子と、開閉器のN(ー)を接続します。
ブレーカーをOFFの状態で繋ぎ、ここでも必ずテスターで電圧が+方向に振れるのかを確認します。
ちゃんと+に電圧が出ていれば、接続箱のブレーカーを投入しましょう!
(パワーコンディショナーが未設置ならば投入しちゃダメ!)
ちゃんと発電出来た!
接続箱の先にはパワーコンディショナーが既に据え付けてあるので、まずは停電モード(自立運転)で電気が来てるか確認。
掃除機もちゃんと動きました!
連系モードでも(電力会社の電気と混ぜて使うモード)発電状態を確認!
0.9kwの発電を確認しました!
まだ太陽光パネルは3分の1しか設置していない状態での確認なので、約1.3kw分のパネルの設置。
かつ、ちょい曇り気味なので、上々の結果です。
嬉しいなあ。
売電を開始した後の電気料金の減少と、売電料金についてはこちらをご覧下さい。
最も日射の強い8月で昨年比6000円程電気代が浮きました。
ちなみに、電気使用量が少なくなると、基本料金0円の楽天でんきがお得感がすごくなります。
太陽光発電のDIYのまとめ
太陽光発電はDIYでも設置出来ました。
まあまあ大変ですが。
ちなみに、太陽光パネルとパワーコンディショナーは中古で格安で購入しているので、新品での設置に比べて5分の1程度の費用で設置出来ました。
パネルは3.8kw分で8万円。
パワーコンディショナーは定価30万の現行品が5000円です。
3年もあれば元が取れそうなので楽しみです。
購入した太陽光パネルのうち6枚はネグロス電工の取付金具を使用して壁面に取付してみました。
個人の売電申請の進め方はこちらをご参考下さい。
この記事を読んでみて、「大変すぎ。DIYなんてやってられないあほちゃう。」なんて感じた方は、太陽光大手のソーラーパートナーズ【住宅用】
で見積もりをとってみましょう。
屋根が余っていたら勿体ないです。
以上、『太陽光パネルをDIYで屋根に取り付けよう。パネルの設置からケーブルの接続まで。』でした。